雪解けも進んだころ、播種機で苗箱に種籾をまいていきます。
種蒔きをしたあとの苗箱は育苗用のビニールハウスの中に並べて、暖かいハウスのなかで大事に苗を育てていきます。
昔から農家には「苗半作」ということわざがあり、 「苗の出来によって作柄の半分が決まる」という意味で、健康な苗を育てることはとても大事な作業となっています。
5月に入ると田植えの前準備として田んぼに水を入れ、土を砕いて均等にならす代掻きを行います。これによって田植がやりやすくなり、苗の成長が安定するなどの効果があります。
その後、ハウスで育った苗を田植え機を使って田んぼへ植えていきます。4月から5月にかけて、お米農家の1年で最も忙しい時期が始まります。
収穫の秋。
稲穂が黄金色に輝くころ、コンバインを使って丁寧に刈り取っていきます。稲に雨や露が付いている場合、米の品質劣化や機械のトラブルを招くため、天候や刈り取る時間には注意して作業を行います。